2016年01月30日
一級建築技能士振れ隅木山勾配の出し方
大工のツンさん質問頂いてたのに返事が遅れて申し訳ないです。
おっしゃる通り、振れ隅木の場合、山勾配を曲がり金をあてて墨するのは難しいと思います。
昔から行われてた方法を少し考えやすいように説明したいと思います。
次の図面を見てください。

見ただけで「分からん」と言いそうですよね。私も昔はそうでした。
順を追って説明しますので、ゆっくり確認しながら付いて来てください。
課題と同じように400㎜と300㎜のABCD長方形を描きます。6㎝勾配は間が400㎜で立ちあがり240㎜、8㎝勾配は間が300㎜で同じく240㎜立ち上がります。
それを隅木位置のAーCを水平に見て240㎜立ち上げた線A-Eを描きます。
つまりC点に立ってる隅木下の束は6㎝勾配の屋根も8㎝勾配の屋根も共通で1本240㎜という事です。
これが隅木の勾配になります。
ここで任意の点Fから隅木に直角に線H-Iを引きます。
ここは考えやすいように隅木の勾配線A-Eより70㎜下に点線を描き交点Fを求めました。
このFより隅木勾配線A-Eに直角線G-Fを引きます。
これは中勾になりますが、70㎜成の隅木下端Fより隅木を直角にカットした線になります。
つまり隅木の断面が見える線になります。
今度は左桁Hの点と右桁Iの点を水平に見て、隅木下端F点起点で隅木に対し直角でカットした屋根の図を描きます。立て水でカットした図ではありません。
考え方としては、桁上端をゼロと考えれば、HもIもゼロで水平につながります。
隅木の峠はAよりCまで通っていますので、そこで隅木下端のFから隅木に対し直角に70㎜上がっているという事です。
屋根の断面図からH-J、J-Iを野地板と考えると、それを剥ぐってみると、そこには野地板にぴったり合う隅木があると言う事になり、次の図で振れ隅木の断面図が描けます。

以上ですが、今の段階ではこれぐらいしか説明できません。
よろしくご確認ください。
2016年01月28日
研修会の後はライブだ!
1月26日から1泊2日で東京出張でした。
中央職業能力開発協会主催の「ものづくりマイスター指導技法研究会」です。
雪の中、車の運転は危なかったので、伊万里からJRでスタートしました。
朝一番列車5時38分発です。すごいでしょ?
東北から沖縄まで19名の、ものづくりマイスターが集まり、指導方法など研究発表いたしました。
色んな指導方法の勉強ができ、とても有意義な時間を過ごす事ができました。

さて会議終了後は一人そそくさと山手線に飛び乗り、五反田のRockyまで一目散です。
東京行くならオールディーズ東の横綱「グレイハウンズ」を見なくちゃ損々。
西の横綱は別府の「ヒットパレーダーズ」です。
さすが「グレイハウンズ」レベル高いですね。
キーボードのサッキーさんとのショットです。

キーボードもさることながらサッキーさんのコーラスはとても心地よいです。
スマホで動画撮りましたので、一曲ご覧ください。
2016年01月11日
佐賀県建築大工技能士検定終了
本日佐賀県建築大工技能士検定試験が終了しました。
9日に3級の半数、10日に1級と2級、11日に3級の残り半分でした。
1級受験者は17名、2級は20名、3級は82名でした。
そのうち一級には女性1名、2級には去年3級に合格した女子高校生1名もいました。
みなさん頑張って資格試験に挑戦されてました。
佐賀県立唐津工業高校では建築科1年生全員39名と土木科2名が3級技能士取得に挑戦されてます。
女子生徒も9名、男子にまじって金槌振ってました。
本日3級の受験の様子です。

終了時間の1時間程前に完成させて、余裕の女子生徒のお二人さんです。
男子より、ものすごく速かったですね。
