2010年12月09日

一級建築大工図面展開図NO3

  
昨日石川県、本日宮崎県と札幌市に発送しましたから待っててください。

今日は隅木鼻の図面です。

一級建築大工図面展開図NO3



平垂木の一部を平面図に描いてますが、そこからの延長線と隅木左側との交点を求めます。

その平面図の垂木下端と上端、それと隅木突先の点を垂直に上げてそれぞれの左成の

引線との交点を求めます。左成側をまずつなげ左から見た立面図を仕上げます。

そしてその点を4面に展開します。展開するというのはたとえば、四角柱の立体の一辺に

ハサミを入れて開けるイメージです。四角柱につけた点があるとします。開くとその点は材料に

対して直角に移動して行きます。それと同じです。理解できましたでしょうか?

下端は隅木左下端から直角に引きます。それは右成側の下端の位置と同じになりますので

直角に右成下端まで引きます。

一級建築大工図面展開図NO3



右成の投げ墨は左と同じ勾配です。

展開図の隅木上端の突先の点は左成側の突先点を直角に上げて上端芯墨との交点で求めます。

ではまた明日!

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Posted by 副隊長 at 20:41│Comments(2)一級建築大工
この記事へのコメント
こんばんわ。最近見はじめた者です。大変参考になりありがたく思っております。
いきなり質問をしてずうずうしいと思うのですが、隅木の鼻の投げ墨のことで、自分が持っている参考書のやり方でだしたものと勾配がちがうみたいなんです。
副隊長さんは隅勾配(4.8勾配)の投げをかいてらっしゃるのですか?
参考書の出し方では隅木下端から3.45勾配くらいの返しでひくようになるのですが・・・。

文章と説明が下手ですいません。返信があれば幸いです。よろしくお願いします。
Posted by puu at 2011年01月28日 01:30
puuさん初めまして、私も最近ここを良く拝見しておりますが、
参考になる情報が沢山有りありがたいです。

横やりで申し訳ありませんが、投げ墨に関する個人的見解を
書いたものを下記URLにUPしてみました。
http://www.jh4lbe.gotohp.jp/dat/nagesumi01.jpg
課題によりますと、平タルキ6寸勾配の投げ墨ということですので
そのように考えてみました。まず勾配の違う物を扱うときには共通
言語の垂直と水平で寸法を把握します。それでは図中の1~3
に説明します。

1 6寸勾配のタルキの切断面の勾配を水平と垂直に分解すると
言うまでもなく100mm下がって60mm入ります。

2 その60mmの線を軒先線にそって墨木のところまで伸ばし
墨木の部分で測定すると「75mm」になります。またそれを90度
折り返し配付タルキのほうに伸ばすと「45mm」になります。

3 2で解った75mmを隅木に当てはめると、図のようになり隅木の
勾配4寸8分から見ると1寸9分9厘の返し勾配になるのではと
思います。(墨付けのときは2寸勾配の返しで墨を付けておりますが
大丈夫かなーー??)

個人的には以上のような考え方をしております。副隊長さんを初め
皆様のご意見を頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

私の場合来月の2日が実技試験になります。現在大丈夫かなー???
状態で、ちょっと焦っております(笑)。
Posted by Toshi at 2011年01月28日 06:12
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